ある調査では、1年中同じファンデーションを使っている人の割合は約60%、季節によって切り替えている人の割合は30%にも満たないという結果だったそうです。
季節ごとに自分の肌と向き合い、最適なファンデーションを使うのはメイクの基本です。
通年使える優秀なファンデーションも数多くありますが、春から夏にかけては、より化粧崩れしにくく、高い紫外線防止効果を発揮して、春ならではの美しさを叶えてくれるファンデーションを使いたいですよね!
春だからこそ、必要な機能のこだわりを押さえましょう。
春からどんどん紫外線量が増えてきます。SPF値PA値ともに防止効果が高く、つけ心地の良いものに切り替えましょう。
また、数値と併せて、汗や皮脂への強さを確認しましょう。夕方まで効果が続くことが大切です。
花粉や黄砂などの影響を受け、肌が敏感になりやすい人は、低刺激で優しい処方のファンデーションを選びましょう。石けんオフファンデーションや、○○フリー、○○テスト済などの表記があるかをチェックするのもポイントです。
マスクの刺激や乾燥から肌を守る、保湿効果の高いタイプを選びましょう。マスクへの色移りや、マスクをつけていても崩れにくい事も大切なポイントです。
春は太陽が高い位置から強い光で肌を照らします。また、太陽からの距離が短くなるため、青みの光が多く届き、気になる悩みが目立ちやすくなってしまいます。春の日差しに映える肌づくりは、カバーしながらも、透明感とツヤ感のある仕上がりがポイントです。
シミ・そばかす・毛穴などの気になる部分だけをコンシーラーでカバー。周りの肌との境目が残らないようにぼかすのがポイント。
くすみ・クマ・色ムラなどの気になる部分は、コントロール効果のあるベースで肌のトーンを均一に仕上げることで、明るく透明感のある肌に整います。
気になる部分はあらかじめカバーしているので、肌全体は、ナチュラルなツヤ肌を目指します。ファンデーションは一度に塗らずに、必要な部分に薄く薄く、数回に分けてのせていくと、素肌感のある仕上がりに。
〈リキッドファンデーションの場合〉
〈パウダーファンデーションの場合〉
このひと手間で、光が集まり透明感のあるツヤ肌に仕上がります。
最近では、クリームタイプのハイライトも人気です。テクニックいらずで、簡単に濡れツヤをまとう、みずみずしい肌が作れるのでぜひチェックしてみてください。
ベストタイミングは3月~4月。
肌のコンディションを大きく左右するのが気温と湿度です。毎年GW頃になると、気温が上昇し、紫外線も真夏に匹敵します。肌のベタつきやテカリが気になり始め、紫外線を強く感じる前までには切り替えましょう。毎年1月〜3月頃はファンデーションの新作が多く登場します。進化し続けるファンデーションをぜひチェックしてみてくださいね。もちろん、ロングセラーのファンデーションも絶大な信頼の証。チェックしない手はありません!
春の肌づくりのポイントを押さえたうえで、カバー力やつけ心地、紫外線防止効果、崩れにくさなど、気になる機能、欲しい機能に優先順位をつけて選びましょう。
冬を過ごした肌は、1年で最も肌色が白く明るい時。頬からフェイスラインにかけて試しにつけてみて、最もなじんでいる色を選びましょう。ポイントは、ファンデーションを塗ったら少し遠目に見て確認すること。気になる首との境目も自然に仕上がります。
ファンデーションをアップデートして、「透明感」と「ツヤ感」をまとった春肌に着替えたら、新しいメイクやファッションにもチャレンジしてみたくなるかも!