紫外線攻略法 -正しいUVケア-
あっという間に梅雨が明け猛暑日続き。きちんと日焼け止めをつけていても完璧とはいかない季節。
きっとあなたもうっかり日焼けをしてしまった経験があるのでは?
日焼けした後に、慌ててケアをしてもダメージを回復するには時間がかかります。
そこで今日は、紫外線に対する知識をより深め、確実な対策で、ピークの紫外線に向かっていきましょう!
紫外線に対する知識を深めよう
知っているようで知らない紫外線。実はこんなところにも影響しています。
①屋外では3方向から紫外線を浴びている
太陽からの直射光、直射光が大気中の分子に当たって散乱した散乱光、直射光が地面や壁で反射した反射光と私たちは常に3方向からの紫外線を浴びています。
紫外線ピーク時の日中は、散乱光が直射光の1.5倍。反射光は、土や草地では直射光の10%弱、アスファルトで約10%、水面で10~20%、砂浜で10~25%、新雪では80%にも上がります。実は、直射光だけを防いでも紫外線は防ぎ切れていないのです。(参考:気象庁 「紫外線の性質(地表面の反射と紫外線) 」)
②部屋の中でも曇りの日でも油断大敵
部屋の中でも、普通の窓ガラスは紫外線を70%くらい通してしまいます。曇りや雨の日でも紫外線はあります。快晴や晴れの日を100%とするなら曇りは約60%、雨の日は約30%降り注いでいます。(参考:気象庁 「紫外線の性質(雲と紫外線)」)
➂目から入る紫外線で日焼けしてしまうことも
日常生活での基本的な6つの紫外線対策
紫外線ダメージを最小限にするには、毎日の基本的な対策が大切です。
❶毎朝洗顔後、早めに日焼け止めを塗る
顔だけでなく、服などで覆われていないところには、すべて日やけ止めを塗りましょう。肌質や部位、その日のシチュエーションに合わせて日焼け止めを選ぶことで、気持ちよく効果的に防ぐことができます。
❷紫外線の強い時間帯は外出を避ける
紫外線は、5月~9月の10時~14時がピークです。ピークの時間帯の外出はできるだけ避ける方が良いでしょう。
❸日陰を歩く
日陰を選んで歩くのは大切な対策です。直接日光を避けても、3方向から紫外線を浴びている事を常に意識しておきましょう。
❹日傘をさす、帽子をかぶる
日傘なら紫外線防御率の高いものを、帽子ならつばの広いものを選びましょう。
❺衣服やストールなどで覆う。
夏場でも、長袖シャツなどの肌を覆う部分が多い衣服は、紫外線から守ってくれます。また、ストールを首元に巻くのも効果的です。
❻サングラスをかける
紫外線は目からも吸収されるため、サングラスは必需品です。UVカット率の高いものを選びましょう。顔の骨格にフィットしていないと、正面以外の角度からの紫外線が侵入します。顔にフィットする大きめのサングラスをかけて、さらに帽子をかぶると理想的です。
プラスαの紫外線対策
①UVカット製品を選ぶ
UVカット製品には、2種類あります。
1つ目は、UVカット加工と言われるものです。製品に後から紫外線吸収剤などを吹き付けたり、生地を染めるときに、紫外線吸収剤を一緒になじませます。このようなタイプは、洗濯を重ねるたびにその効果が落ちてしまうと言われており、目安は約1年程度、日傘は2~3年程度を目安に。まだまだきれいで使えそうでもUVカット機能が落ちている場合もあるので定期的に買い替えた方が◎。
2つ目は、UVカット素材を使用したものです。これは、製品になる前の繊維に、練り込む方法がとられています。洗濯などによるUVカット率の低減はないと言われており、UVカット効果が持続します。
②UVカット効果の高い色を選ぶ
UVカットが施されていない通常の服の場合だと、黒がダントツで紫外線をカットしてくれます。紫外線カット率は色によって異なり、高い色順から黒→青→黄→ピンク→白の順です。
また、同じ黒でも、生地が厚く、目の詰まった織り方のほうが、より紫外線を通しにくいといわれています。
③UVカット効果の高い素材を選ぶ
ポリエステルやウールなどは紫外線を通しにくく、ナイロン、アセテート、綿などは紫外線を通しやすいと言われています。ポリエステルやウールは、特殊加工をしなくても90%以上もUVカットする特性があります。
日焼け止めをより効果的なものにするために
日焼け止めは塗れば安心というわけではありません。正しい使い方や、塗るタイミングも重要です。
❶使用量を守ること
必要な使用量を守らないと、効果が半減してしまうどころか、塗っていたのにシミが出来てしまった、という事になりかねません。
❷日焼け止めを塗るタイミング
日焼け止めは塗ってから肌に浸透するまでに時間がかかります。出かける直前に塗っても、十分に効果を発揮できない可能性もある為、出かける30分前までに塗っておくと良いでしょう。
❸こまめな塗り直しが大切
汗や水、タオルや衣類などの摩擦で効果が薄れてしまいます。可能であれば2~3時間おきにこまめに塗りなおすと◎。
飲む日焼け止めのすすめ
今、飲む日焼け止めが注目を集めています。
体の内側から、紫外線による肌ダメージをケアする目的で作られたサプリメントです。
飲むだけで完璧に日焼けが防げるわけではないので、必ず塗る日焼け止めと一緒に使用するようにしましょう。
こんな方におすすめ
- 外側からだけでなく、内側からも紫外線ダメージを防ぎたい
- 日焼けしやすいタイプ
- 日焼け止めを塗っているだけでは心配
- シミ、しわ、たるみなどの老化から肌を守りたい
- 日差しが強い時期でも安心して外出したい
効果を実感するためには継続が大切
薬は1回飲むだけというものもありますが、サプリメントは基本的に続けていくものです。
飲みやすいかどうか、続けられる価格であるか、など、自分に合ったタイプを見つけて継続しましょう。
最後に
私たちは日常的に紫外線を浴び、知らず知らずのうちに肌にダメージを受けながら生活しています。
〈基本的な対策〉と〈プラスαの対策〉をコツコツ続けることで、今後大きな差となって現れてきます。日焼け止めを味方につけ、年間を通したケアを行っていきましょう!
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