春は肌が痒くなったり、乾燥や赤み、吹き出物ができやすいなど一番不安定でゆらぎやすい季節です。
春になると、紫外線量の増加、寒暖差に加えて、花粉・黄砂・PM2.5といった外的刺激がぐっと増えます。また、生活環境の変化が最も多い季節と言われ、体調不良やストレスを感じがちに。
このような外的要因と内的要因が重なることで、肌のバリア機能が低下して、ゆらぎ乾燥した肌に、花粉・黄砂・PM2.5などが付着することで様々な肌トラブルを引き起こし悪化させます。
春の美肌を保つには、外的刺激に負けない事。その為に一番大切な『クレンジングと洗顔』についてレクチャーします。
あなたはいくつ当てはまりますか?
一つでも当てはまるとNGです。肌の負担になっていますよ。
⇩次のポイントを確認しましょう⇩
⇩次のポイントを確認しましょう⇩
❶帰宅後は早めにクレンジング
花粉や黄砂・PM2.5は目に見えるものではありません。無意識に顔を触れるだけで、肌を傷つけてしまうこともあります。大切なのは、刺激を長く肌にとどめない事。少しでも早く落とすようにしましょう。
❷基本よりも少し多めに使って摩擦を避ける
摩擦は肌の刺激となります。基本より少し多めのクレンジングを使い、肌と指の間に厚みを持たせて、摩擦から守りましょう。
❸目元のメイクは先に落としておくのがベスト
まぶたの皮膚は薄いため、ポイントメイクリムーバーなどで先に落としておきましょう。
眼輪筋を意識して、目周りを丸く囲うようになじませます。指の中で一番優しい力の薬指を使うのがおすすめです。
❹なじませは脂っぽいTゾーンから
徐々に皮脂量も増え、べたつきや角栓が気になる季節。Tゾーンからなじませて、その後、ほほやフェイスライン等のUゾーンになじませていきましょう。
❺肌全体が動かないように優しい力で
指先だけでなじませると、つい力が入りがちです。指はゆっくりと、肘から下の腕全体を動かすことで、肌にかかる力が軽減できます。肌が動いたら摩擦のサイン。力加減を意識しましょう。
❻洗い流しはぬるま湯で
ふき取りよりも、洗い流す方が肌に負担が掛かりにくいです。32℃~34℃くらいのぬるま湯で、優しく洗い流すのが◎。冷水ではメイクや皮脂が完全には落ちにくく、また、熱すぎると必要な油分まで洗い流してしまいますので注意しましょう。
❶まずは自分の手を清潔にしましょう
いきなり洗顔料を手に取り、泡立てるのは×。手指には様々な汚れや雑菌がついています。大切な顔に触れる前に、まずは自分の手を清潔にしましょう。
❷予洗いをしましょう
洗顔料で洗う前に、人肌程度のぬるま湯で顔をぬらし数回洗い流すことを予洗いと言います。予洗いをすることで、肌表面に付着した大きな刺激物を落とせるので、より肌に優しく、皮脂も軽く落とせるので洗顔料の洗浄力を十分に発揮することができます。
❸洗顔料をたっぷりと泡立てましょう
たっぷりと泡立てることで洗浄力を最大限に発揮します。また弾力のある泡は、肌と手の平の間で摩擦の低減をしてくれます。
❹肌が動かない程度の力で包み込むように優しく洗いましょう
ごしごし擦ると、肌への刺激となり、バリア機能の低下につながります。大切なものをさわるように、やさしく包み込むように洗いましょう。
❺洗い始めは脂っぽいTゾーンから
洗い始めはまず脂っぽいTゾーンから。きめ細かく弾力のある泡の状態は洗浄力がMAXの状態です。小鼻など洗いにくい部分は中指で、泡をくるくる転がすように洗い、その後、ほほやフェイスライン等のUゾーンを洗いましょう。
❻すすぎはぬるま湯で優しく丁寧にしっかりすすぎましょう
冷たい水では皮脂や洗顔料がうまく洗い流せず、熱すぎるお湯ではうるおいを必要以上に流出させます。温度はクレンジングと同様32℃~34℃くらいが理想です。
もう充分かなと思っても、もう1回すすぐくらいの気持ちで丁寧にすすぎましょう。額の髪のはえぎわ、小鼻など洗顔料を残さないようにしっかり流しましょう。
❼タオルを優しく押しあてるようにふき取ります
擦ると摩擦になり、肌への刺激になります。優しく押し当てるようにふき取りましょう。
大切なのは、春の刺激物を肌に長くとどめない事!
とにかく、外出から帰ったら手洗い・うがいと同様に、まずはクレンジング・洗顔をして、付着した刺激物をすぐに落とす習慣をつけましょう。また、外に出ていないと思っても、換気等で部屋の空気は入れ替わり刺激物が付着していますので、自宅にいる日でも早めのクレンジングや洗顔を心掛けましょう。
花粉や黄砂、PM2.5は、もはや春だけでなく年間通しての肌悩みに繋がる原因にもなっています。春のクレンジングと洗顔のポイントを知り、使用方法を見直して環境の変化に負けない健康な肌づくりをしていきましょう!