マスク生活が続いても、常に人の目にさらされている「顔」。
マスクで顔の大半が隠れ、見えている部分が少ないからこそ、見えている部分に集中的に視線がいくような気がします。そして、大半の女子は、マスクの下の見えないところは、少しばかり手を抜いているのではないでしょうか・・・。
しかし、自分の肌やメイクにこだわって、手間暇かけてる女子の目は少々手ごわいです。なぜなら、マスクの中の見えない部分までも想像力を働かせて、しっかりチェックしているからです。今年もマスク生活が続く真夏を前に、見えない部分も手を抜かず、いかに磨きをかけられるかが問われているのかも・・・。
そんな中、化粧が崩れているのにそのまま放置している肌こそ、見たくない、見られたくない肌の筆頭です。
今回は、真夏を前に、化粧崩れを防ぎ『美しい化粧肌』を作るために重要な化粧下地について学んでいきたいと思います。
一日の終わりや、昼休みの歯磨きタイムに、ふと鏡を見ると、ファンデーションが崩れていたり、朝つけた時の色より暗くくすんで感じたり、そんな経験はありませんか?せっかく時間をかけて化粧したのにショックですよね。そんな時、ファンデーションが合っていないのかも…とつい考えてしまいがちですが、それは意外と化粧下地が原因なのかもしれません。
ファンデーションに比べると、あまり考えないで使いがちなのが化粧下地です。
化粧下地とは、スキンケアの後、ファンデーションの前に塗るもの。つける事で、スキンケアとファンデーションが密着しやすくなり、美しく仕上がります。また、なりたい理想の化粧肌に整えてくれたり、化粧持ちを良くしてくれたりとたくさんの効果があります。
例えば化粧崩れが気になる人は、化粧崩れしにくいタイプの下地をつけるだけで、皮脂によるテカリ・崩れを防いでくれて、夕方まで朝のつけたてのきれいな状態をキープしてくれます。また、化粧崩れしにくいタイプの下地の中には、紫外線防止や乾燥・肌荒れ防止までも兼ね備えたものもありいい事だらけなんです。
化粧下地選びにこだわることで、『美しい化粧肌』に差が出ます!
過剰な皮脂を吸着し、さらさらに固める粉体が入っているので、肌の上に皮脂が広がるのをを抑え、化粧崩れを防いでくれます。朝つけてから夜まで、つけたてのさらさらの肌が持続します。またこのタイプの下地は、密着性が高い為、マスクによるこすれにも効果があります。
気になる肌色をコントロールしてくれます。くすみやすい肌にはピンク系やパープル系、比較的薄くて広い範囲のシミやそばかすにはオレンジ系、赤くなりやすい肌にはイエローやグリーン系というように、効果のあるものを使えば、下地を塗った時点である程度肌色が補正される為、その後のファンデーションの量を減らすことができます。特に肌色悩みがない人でも、自分の肌色ベースを活かしワンランク上の透明感溢れる肌に整える事が出来ます。ファンデーションを重ねてカバーしようとすると、厚塗りになり化粧崩れしやすくなりますが、自然に透明感を残しながらきれいに見せる事が出来ます。
毛穴やキメの荒さを目立ちにくくし、毛穴レスでツルンとなめらかな肌に整えることができます。ファンデーション級のカバー力があるタイプもあり、ファンデーションをつける量を減らすことができます。ファンデーションを重ねてカバーしようとすると、厚塗りになり化粧崩れしやすくなりますが、自然に透明感を残しながらきれいに見せる事が出来ます。
全体に使うタイプ以外に、特に気になる頬や鼻に塗り込んで使用する部分用もあります。
素肌の状態では見えない乾燥や粉吹きが、ファンデーションをつけると目立つ人がいます。ファンデーションの粉体が引っかかり目立ってしまうのが原因です。保湿成分を多く配合した下地は、化粧のりの良いしっとりなめらかな肌に整えてくれます。
また、ほうれい線やしわは、乾燥が大きな原因です。しわやハリに効果のある保湿成分が入ったものを選ぶことで同時にスキンケア効果も期待できます。
パール配合やオイルリッチな質感でツヤ肌に仕上げる化粧下地です。カバー力は期待できないので、他の下地と組み合わせることで、流行りのツヤ肌に仕上げます。メイク好感度層や若い方に人気です。
おすすめの肌タイプでご紹介したように、ご自分の肌の状態や悩み、ファンデーションで叶えたい理想の肌に合わせて選ぶと良いでしょう。
また、2つ以上に当てはまる場合は、優先的にどちらか1つを選ぶか、2つを組み合わせて使うこともおすすめです。例えば乾燥しやすい肌の人が、保湿効果のある下地を選んだ場合、流行りのツヤ肌に仕上げる下地と一緒に使えば、肌の奥と肌表面の両方から、しっとりツヤのある肌に見せる事が可能です。
どこにどれをどのようにつける等、自信のない人は、ぜひ店舗に立ち寄りアドバイスを受けてみると良いでしょう。
スキンケアの余計な油分が残っている状態で化粧下地をつけると、逆にヨレやすくなってしまいます。メイクをする前のスキンケアはとても大切ですが、つけすぎた場合は、1度ティッシュなどを軽く顔に当てて、余計な油分をオフしてから化粧下地をつけるようにしましょう。
多ければ効果があるというわけではありません。最初は能書の適量を参考につけましょう。顔の面積や、きめや毛穴の凹凸で、一人ひとり適量が違います。何回かつけるうちに自分なりの適量を見つける事が出来るでしょう。自分なりの適量の答えは、つけた後、中指の側面を頬の下に当ててみて、耳の側面あたりまでスライドさせたとき、サラッとせずヌルッともしない、少しだけ引っかかる感じが、理想の仕上がりです。
中指と薬指の腹を使用し、優しい力でなじませましょう。頬や額などの広い面は、立体を意識しながら内側から外側に、下から上に伸ばすようにつけましょう。
毛穴は丸い為、一方向だけでなく、クルクルと指を動かしながらつけましょう。力が入りすぎると「毛穴落ち」してしまうこともあるので、「トントン」と軽く優し力で叩いてつけても良いでしょう。
指での確認方法は、2でお伝えしましたが、スポンジを使うことで、余分なべたつきが吸収しやすく、簡単に全体を均一にすることができます。
常に清潔なスポンジを使用しましょう。
いかがでしたか?
化粧下地なんて、ファンデーションに比べたら意識せずに選んだりつけたりしがちですよね。
今回は、『美しい化粧肌』のための化粧下地についてお伝えしました。特に崩れない化粧下地のつけ方も詳しくお伝えしていますので参考にしてくださいね。
今年もマスク生活が続く真夏を前に、見えない部分も手を抜かず、いかに磨きをかけるかにこだわってメイクや美容を楽しみましょう♪